『人は考えたとおりの人間になる』書評|より良い人生へ、一歩踏み出す勇気をくれる一冊

目次

はじめに

 この本は、以前紹介したアール・ナイチンゲールの著書『人間は自分が考えているような人間になる!!』で参考にされていた一冊である。
ナイチンゲールの本は、私にとってバイブルのような存在になった。
だからこそ、その思想に影響を与えた本を読んでみたいと思い、手に取った。

この記事に書いたこと(概要)

  • 思考ひとつで、現実の見え方は変わるという気づき
  • 不安や恐れと向き合い、一歩踏み出す勇気をもらった
  • 努力や犠牲の先にある「進歩」と「成長」の実感
  • なりたい自分は、思い描くことで近づいていくという確信

思考が人生をつくるという感覚

冒頭の言葉に救われた

 本書は、読み始めてすぐに心に触れてくる。

「これまでつらい思いをしながら自らを織り続けてきた人たちが、この小冊子を読むことで、その努力を喜びと感じることができたら、幸いである。」

この一文に触れたとき、これまでの自分のしんどさが、少しだけ肯定されたような気がした。うまく言葉にできない感情が、すっとほどけていく。そんな感覚だった。

心が現実を織り上げる

本書の中で、特に印象に残った言葉がある。

「人の心は織物師のようなものだ。心は、キャラクター(性格)という下着だけでなく、その人の置かれている状況という上着さえも織り上げていく。」

同じ状況でも、どう受け止めるかで意味は変わる。
それなら、少しでも前を向ける思考を選びたいと思った。

前に進むための勇気と思考

不安や恐れを越えて進む

疑惑や恐怖を克服した人は、同時に失敗をも克服したことになる。心は力と結びつき、どんな問題にも勇気を持って対処できるようになり、賢明に問題を解決できるようになるのである。

この言葉は、不安や恐れの先にある姿を私に示してくれた。

私はこれまで、不安にとらわれて動けなくなることが多かった。
けれど、この言葉を読んで思った。

目指すべきは、不安がない状態ではない。
不安や恐れを抱えながらでも、それを乗り越えて進める人間だ。
そして、勇気をもって、物事に向き合える人間だ。

私も、そうなりたいと強く思えた。

努力は、進歩につながっている

「進歩とはどんなものであっても、努力に与えられる王冠であり、正しい考え方に与えられる王位である。自制心、決断力、純粋な気持ち、公平で誠実な心、そして正しい方向に向けられた考え方、これらすべてによって人間は自分自身を高めることができる。」

この言葉は、努力の意味をあらためて教えてくれた。

よりよい自分、なりたい自分になるためには、やはり努力が必要だ
しかしその努力は、決して無駄にはならない。
必ず進歩につながる。
そう確信を持つことができた。

だからこそ、私は努力することを選びたい。

 望む未来のために選ぶもの

「少ししか成功しなかった人は、それだけ犠牲が少なかったのだ。大成功をおさめるためには、それなりに大きなものをあきらめなければならない。偉大な成功をおさめるためには、多大な何かを犠牲にしなければならない。」

この言葉は、成功に必要なものをはっきりと示している。

大きな成功には、それに見合う犠牲が伴う。つまり、どこまで差し出せるかで、到達できる高さが決まるということだ。
そう考えたとき、努力や犠牲は避けるものではなく、受け入れるものだと感じた
望む未来のためなら、払う価値がある。
そう思えたとき、私は前に進む覚悟を持つことができた。

理想は現実になる

「高い理想を抱き、崇高な夢を見ることだ。そうすれば、その高い理想にだんだん近づくことができる。あなたが心の中に描くビジョンこそ、将来のあなたの姿なのだ。

この言葉は、理想を持つことの意味を教えてくれる。

心の中に描く姿は、ただの空想ではない。
それは、そのまま未来の自分へとつながっていくものだ

高い理想や、少し遠く感じる夢も、思い続けることで、少しずつ近づいていく。

そう考えたとき、目標を持つことの重みが変わった。
常に、なりたい自分を思い描いて生きていく。
その積み重ねが、やがて自分の形になっていくのだと思う

この言葉は、そんな未来を信じる力を与えてくれた。

利己から利他へ

読み進める中で、自分のこれまでの考え方にも目が向いた。

私はどちらかといえば、自分本位で物事を考えてきた。
けれど、本当に信頼される人は違う。
人のために何ができるかを考え、行動している。

身近にも、そういう人がいる。
その姿を思い浮かべたとき、自分も少しずつでも変わっていきたいと思った

終わりに

思考は、目に見えない。
けれど、確かに自分の行動や結果に影響を与えている。
だからこそ、何を考えて生きるかが大切なのだと思う。

なりたい自分になるために、努力し、考えていく。

この本は、変わろうとする自分に勇気を与えてくれる一冊だった

書籍について

この本が、当時の自分にとってそうだったように、働くことに迷っている誰かにとって、なにかヒントになればうれしい。

気になる方は、手に取ってみてほしい。

引用:「人は考えたとおりの人間になる」 / ジェームズ・アレン 著 / 田畑書房

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