『仕事は楽しいかね?』書評|仕事を面白くするヒントは「試してみること」だった

目次

はじめに

「仕事は楽しいかね?」
この題名を見たとき、まるで今の自分に問いかけられているように感じた。

というのも、当時の私は仕事が楽しいとは言えず、
どこか張りのない日々を過ごしていたからである。
だからこの本は、迷うことなく手に取った一冊だった。

本書は『ユダヤ人大富豪の教え』と同じくストーリー形式で進む。
主人公と老人の対話を追いながら、気づけば一気に読み終えてしまった。

もし今、仕事が楽しくないと感じている人がいるなら、
この本は何かのヒントを与えてくれるかもしれない。

この記事に書いたこと(概要)

  • 目標やチャレンジが、仕事に張りを与えるのではないか。
  • 「試してみることに失敗はない」という考えが、行動する勇気をくれた。
  • 日々の仕事で感じる「めんどくさい」という気持ちを転換する思考に出会えた。

主人公の姿に、自分を重ねてしまった

「まだ死んでいないだけ」という言葉

本書の主人公は、うだつの上がらない35歳のサラリーマンである。
その姿が、どこか自分と重なって見えた。

主人公は、毎日に張りを感じられず淡々と生きている。
その状態を、こんな言葉で表現していた。

「生きているというのは、まだ死んでないこと、と言われているようなものだ」

この言葉に、私は強く共感してしまった。
それほど、本書を読んだ当時の私は、自分の生き方に悩んでいたのである。

目標があると、人は動ける

これまで私は、私生活でも仕事でも明確な目標を持たずに生きてきた。
しかし、「働くこと」に関する本を読む中で、あることに気づき始めていた。

もしかすると、目標がないから毎日に張りがないのではないか。
そう思うようになったのである。

私はガーデニングが好きで、庭の芝生を張ったことがある。
そのために土壌を改良し、汗を流して作業をした。
体力的にはかなりきつい。
それでも、完成という目標があると、その作業は不思議と楽しい。

仕事でも同じなのかもしれない。
大きな目標、そして短期的な目標を設定し、
それをどう実現するかを考えながら進めていく。

そうすれば、仕事にも張りが生まれ、もしかすると楽しく感じられるのではないか。

この本は、そんな気づきを与えてくれた。

「明日は今日と違う自分になる」という目標

本書には、こんな言葉がある。

「明日は今日と違う自分になる」

人生の目標は、長い時間の中で変わっていく。
だからこそ、このくらいの目標を持って生きていけばいい。そう語られている。

しかし、これは実はとても難しい目標だと思う。
日常は、驚くほど同じことの繰り返しだからだ。

昨日と違う自分になるというのは、簡単なようでとても難しい。
それでも、そんな気持ちで生きてみなさい。

この本は、そう語りかけているように感じた。

仕事の見方を変えた言葉

「試してみることに失敗はない」

私はこれまで、仕事の改善点を思いつくことはあった。
業務フローを整理した方がいい。もっと効率化できるはずだ。
そう思うことは何度もある。

しかし、いざ行動するとなると、途端に腰が重くなる。
 ・仕事が増える。
 ・関係者と調整する必要がある。
 ・面倒なことが増えそうだ。
そう思うと、やろうともしない。

そして、もう一つの理由がある。
失敗した姿を人に見られたくない。

失敗は恥ずかしい。笑われたくない。
そんな思いが、心のどこかにある。
だから、「やるなら完璧にやらなければ」と考えてしまう。
しかし、本書にはこう書かれている。

「試してみることに失敗はない」

この言葉を読んだとき、少し肩の力が抜けた気がした。
完璧でなくてもいい。失敗してもいい。
もし失敗したとしても、それは経験を得たということ
なのかもしれない。
そう思えるようになった。

偶然の成功の裏にあるもの

本書では、リーバイ・ストラウスやコカ・コーラを生み出したジョン・ペンバートンなど、世界で成功した人たちの例が紹介されている。

彼らの成功は、偶然の産物のようにも見える。
しかし実際には、そうではない。
彼らはずっと、何をすべきかを考え続け、試し続けていた。
その中で、成功につながる出来事に出会ったのである。

つまり、偶然の成功の裏側には、必ず試行錯誤がある。

日々何かを考え、試しているからこそ、普通の出来事の中にヒントを見つけることができる。
何も考えずに毎日を過ごしていては、そのチャンスに気づくことすらできない。

そう思うと、やはり何かに向かって考え続け、試し続ける人生を送りたいと思った。

終わりに

この本を読んで、私は改めて考えた。
もしかすると、仕事が楽しくないのではなく、自分が何も試していなかっただけなのかもしれない。

小さなことでもいい。少し考えてみる。少し試してみる。
そうやって昨日と少し違う自分になれたら、
仕事の見え方も少し変わってくるのかもしれない。

まずは、自分の仕事の中で改善できることを一つ見つけてみたいと思う。

あなたは、この本を読んでどんなことを感じるだろうか。

書籍について

この本が、当時の自分にとってそうだったように、
働くことに迷っている誰かにとって、なにかヒントになればうれしい。

気になる方は、手に取ってみてほしい。

「仕事は楽しいかね?」/デイル・ドーテン 著 / きこ書房

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この記事を書いた人

私は40代後半の建設業界に従事するサラリーマンです。

今私は激務の部署で仕事しており、マイペースに仕事が出来ず心が折れそうになる中、次々に仕事をこなすプロジェクトマネージャー(PM)に出会いました。そして、このPMから仕事のノウハウを学び、自分なりに仕事と向き合い、人生で最も多くの時間を使う「仕事」を楽しくするためにチャレンジを始めました。

 このブログは、チャレンジの中でPMから学んだことを書き残すとともに、現場で試し、迷い、立ち止まりながら得た気づきを記録していきます。

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