はじめに
これまで、4冊の本を読み、仕事も人生も楽しいものにするのは自分の気持ちの持ち方次第ではないかと思い始めていた頃、この本に出会った。
この記事に書いたこと(概要)
- 自分で人生の可能性を手放してきた過去への気づき
- 人の人生は、本来もっと自由に変えられるという視点
- 日常の中にあった機会への気づき
- 報酬とは、人に奉仕した対価であるという確信
人生をつまらなくしていたのは、自分自身だったと気づく
口実を並べて、可能性を手放していた過去
本書では、次のようなことが書かれている
これを読んで、私は自分の過去を思い出していた。
大工、土木施工管理、庭師。
物を作ることが好きだった私は、なりたい職業がいくつかあった。
しかし、その時々でもっともらしい言い訳を並べて、自分で諦めてきた。
あのときの選択は、自分の人生を自分で狭めた瞬間だったのだと思う。
少し認めたくはないが、この言葉は、静かに、そして確かに腑に落ちた。
残された時間で、なりたい自分へ向かう
過去は変えられない。
ただ、これからの時間の使い方は、自分で選べる。
本書を読み、私は思った。
これからの人生は、自分で考え、忍耐強く進み、なりたい自分に近づいていきたい。
そのための一歩を、もう先送りにはしたくない。
その他、この本で心に残っていること
人生は可能性に満ちている
人は、自分の人生をどんなものにしていきたいと考えながら、生きているだろうか。
私は以前の記事でも書いたように、これまで特に目標を持たずに生きてきた。
本書によると、多くの人が世の中の「普通」と言われる生き方を受け入れ、流されるままに人生を送っているという。
就職し、結婚し、特に疑問を持つこともなく日々を過ごす。
それが幸せであれば、それは一つの生き方だという。
ただ本書では次のようにも書かれている。
私はこれを読んで、自分の人生をこのままで終わらせたくないと強く思った。
このつまらない人生を楽しいものに変えていきたい。
自分のなりたい姿や生き方を考え、そこに向かって進んでいきたい。
そう思えたことが、本書と出会って得られた私の大きな宝だ。
機会はすでに与えられていた
私はこれまで、人から何かを頼まれると、「めんどくさい」と感じてしまっていた。
しかし本書では、次のように書かれている
不愛想で自分のことしか考えないウェイターが著者を冷たく扱うエピソードでは、次のように書かれている。
この部分を読んだとき、はっとした。
あのとき依頼も仕事も、すべて「機会」だったのではないか。
期待されて渡された、小さなチャンスだったのではないか。
そう思うと、これまでの自分は、その多くを取りこぼしてきたのだと気づいた。
今、目の前にある仕事も、見方を変えれば、小さな目標の連続である。
そう考えると、日常が少し違って見えてきた。
これからは、頼まれた仕事を自分の人生を可能性のあるものへと変えるチャンスととらえ、積極的に受け止めたいと感じた。
報酬とは「奉仕の対価」であるという確信
本書の中で繰り返される言葉がある。
この考え方は、以前読んだ『君はなぜ働くのか』で知った、「サラリーマンは自分を売って報酬を得る」という考えと重なった。
やはり社会は、自分を提供することで成り立っている。
ただ、本書が教えてくれたのは、報酬はお金だけではないということだった。
人に喜ばれること。役に立つこと。
そこから得られる満足感や充実感もまた、確かな報酬ということである。
その視点を持てたことで、「働くこと」が少しだけ軽くなった気がした。
私にとって人を動かすものは、お金より満足感・充足感のほうが大きい気がするためだ。
終わりに
本書は、これまで読んできた書籍と共通する部分が多く、その源流に触れたような感覚があった。
そして何より、強い感動と、行動したくなる衝動を与えてくれた一冊だった。
これから仕事で迷ったとき、何度でも読み返したいと思う。
次は、本書にも影響を与えたと言われる、ナポレオン・ヒル やジェームズ・アレン の著書にも触れてみたい。
※なお、本文中の書籍の内容は、私の当時の記憶や解釈に基づいています。
書籍について
この本が、当時の自分にとってそうだったように、働くことに迷っている誰かにとって、なにかヒントになればうれしい。
気になる方は、手に取ってみてほしい。
